土曜日, 11月 28, 2009

嘘の信頼と変えたい世界

助け合うっていうのは自分に影響がない被害が及ばないようにするだけの手段であって、右から左に責任転嫁してるに過ぎない。何ら根本の問題は解決しないし、そんな助け合いという糸の末端に存在してしまった従事者当人にはむしろ助け合う相手がいないから、全てのマイナスが乗算された結果で降りかかってくることがわかって勉強になった。
あほらしい。非常に。
本当の助け合いとは、右から左に流しさらに問題を助長する奴らのことではない。みんなで痛みを分かち合うことが助け合いであり、根本解決につながる手段である。末端に立ったことがあればこそ、やっとそれに気づく。
だけど、みんなで痛みを分かち合う、しっかりした関係を築くには時間も必要だし、時間をかけても、気付いた糸の誰かが裏切ってしまえば、身もふたもなくなるような、非常に繊細でもろい関係だ。だから誰しも、横の人とだけ助け合うだけの、結局のところ末端にすべて転嫁する仕組みが出来てしまう。

今回は、信頼の糸を築くことをしなかったからの失敗。そして同時に、いつのまにか築いた信頼の糸を、信頼できず裏切ったための失敗でもある。逃げることは簡単で、いかに「末端にならないようにする」かだ。そう考えたくなかったから行動をし、末端でできうる行動をしてみたけど、末端は末端。伝わることはなく、糸を切られてハイさようなら。そんな世界だ。

変えたい。変えないと、はっきり言ってエンジニア業は建築業と同じ道をたどる。厳しい条件で強制労働を余儀なくされ就業者は弱い立場で精神的な病になりこれからの社会人には嫌われる職種。そう思っている人多いし、いろんな動きもあるだろう。だけど、制度的な問題ではなく、根本的なこういった嘘の信頼で成り立ってきた歴史は変えられない。一旦壊すしかない。それか、景気低迷と中国のオフショア化で自然淘汰されるのを見守るしかない。
職業としてかっこいいと言われる真のエンジニアになれる世界を作らなければ。



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