土曜日, 11月 28, 2009

こんなところが起源なのだ。

昨日記事書いたやつ。ふと、池田信夫blogをみたら、起源が垣間見れることがあった

民主党の意図せざる革命

「事業仕訳け」の事である。
ノーベル賞受賞者が抗議というか、直訴した件に関して

>きのうはノーベル賞受賞者6人が首相官邸を訪れて抗議したそうだが、小柴昌俊氏は「科学予算のうち、科学者に来るのは1割ぐらいしかない」と訴えたとい
う。残りの9割を天下り官僚とITゼネコンなどの業者が山分けしている構造に気づかないで、「科学技術立国」などというスローガンを振りかざしても、納税
者を説得することはできない。


つまりは、仕訳けの結果ではなく下請構造について正直なことを露呈したことになる。
しかも同じ記事にあるとおり、具体的な例として、国税庁のKSK(国税総合管理システム)について触れてあり、なんと元請けは文祥堂という文房具屋だという事実。しかもその文祥堂は日本IBMのダミー会社であり、そっから始まる下請構造がいかに無駄かという事実。
(詳しくは佐々木俊尚氏のブログを参考のこと)なお、佐々木氏は最後に下記のとおり締めくくっている。

>たぶん問題が出てくるのは、このプチバブルが終了したときだ。カネの分配や利権をめぐってさまざまな抗争が生まれ、そして多くの事件が起きてくるだろう。かつて、90年代のはじめにバブル崩壊とともにさまざまな金融事件が勃発したように。穏やかだったIT業界が事件の汚泥に引きずり込まれる日は、まもなくやってくる。


民主党の事業仕訳けだが、結果を急ぐことはまだ早いような気がした。余波というか、派生する影響具合が思わぬ広がりをみせつつあるので、その先の弱者であるエンジニアの労働環境についても良くなることを切に願う。



嘘の信頼と変えたい世界

助け合うっていうのは自分に影響がない被害が及ばないようにするだけの手段であって、右から左に責任転嫁してるに過ぎない。何ら根本の問題は解決しないし、そんな助け合いという糸の末端に存在してしまった従事者当人にはむしろ助け合う相手がいないから、全てのマイナスが乗算された結果で降りかかってくることがわかって勉強になった。
あほらしい。非常に。
本当の助け合いとは、右から左に流しさらに問題を助長する奴らのことではない。みんなで痛みを分かち合うことが助け合いであり、根本解決につながる手段である。末端に立ったことがあればこそ、やっとそれに気づく。
だけど、みんなで痛みを分かち合う、しっかりした関係を築くには時間も必要だし、時間をかけても、気付いた糸の誰かが裏切ってしまえば、身もふたもなくなるような、非常に繊細でもろい関係だ。だから誰しも、横の人とだけ助け合うだけの、結局のところ末端にすべて転嫁する仕組みが出来てしまう。

今回は、信頼の糸を築くことをしなかったからの失敗。そして同時に、いつのまにか築いた信頼の糸を、信頼できず裏切ったための失敗でもある。逃げることは簡単で、いかに「末端にならないようにする」かだ。そう考えたくなかったから行動をし、末端でできうる行動をしてみたけど、末端は末端。伝わることはなく、糸を切られてハイさようなら。そんな世界だ。

変えたい。変えないと、はっきり言ってエンジニア業は建築業と同じ道をたどる。厳しい条件で強制労働を余儀なくされ就業者は弱い立場で精神的な病になりこれからの社会人には嫌われる職種。そう思っている人多いし、いろんな動きもあるだろう。だけど、制度的な問題ではなく、根本的なこういった嘘の信頼で成り立ってきた歴史は変えられない。一旦壊すしかない。それか、景気低迷と中国のオフショア化で自然淘汰されるのを見守るしかない。
職業としてかっこいいと言われる真のエンジニアになれる世界を作らなければ。



金曜日, 11月 27, 2009

ドル84円台になりまして。

getChart1126.png

そういや、去年の今頃も同じような記事をかいてました(こっち
昨年末はGM破産手続きで一挙に売られたアメリカドルだったけど、今回はそんな話じゃすまくて、日本国内の事情が明らかな内需不足とデフレギャップが起きているし、一方アメリカといえば輸出に頼れる経済立て直しに期待すらもっていて、対外各国の動きの遅さと判断出来かねている状況をかんがみても、静観する姿勢だろう。
つまりは正常なドル安であって、円高でもなく金融不安でもなく、アメリカからみれば正しい為替の動向だから手の打ちようがない。そんな状況で日本国内では、早速今の状況について関連機関のトップでも考え方がさまざまのようで、鳩山さんもきっちりとした意志表明ができていないし、ついにはドルに問題があるってな発言なわけで。どうなることやら。






月曜日, 11月 23, 2009

金曜日, 11月 20, 2009

事業仕分け 業界悲鳴 凍結された成長技術(産経新聞) - Yahoo!ニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091119-00000025-san-bus_all

例の事業仕訳けについて、各界から非難が出てる様子。
そりゃそうだ。なんにもわかってない、かつどこぞの人か分からないような連中から、小一時間くらい話しただけで、いらないとか見直しとか言われたらそりゃむかつくっす普通は。
必要性の訴求についても、比較的分かりやすいような福祉だったり教育だったり生活密着でかつ現在のことであればいいけど、スパコンとか宇宙開発だの言っても伝わりにくいし、税金かけることをなんだか偽善ぶったように見受けられる感じで善悪で判断することがはたしていいのかと疑問。政府が税金投入しなくても成長分野や革命的なことだったら、民間企業や海外の支援も当然あるだろうし、インキュベーション的なことだったり投資対象として見えるならまだ救いはあるけど、スパコンも宇宙開発とかも、サイズがちとでかすぎる。

たぶんこんなことが続くなら、将来の日本には、リニアモーターカーもプルサーマルも存在しないだろう。
何十年も赤字だけど、みんなの役に立つ、そして日本の誇りでもある、新幹線や青函トンネルといったものに匹敵するような国家プロジェクトは将来無くなるだろう。
という感じで考えると、万里の長城もピラミッドもアポロ計画もデルタ計画も・・・ってな、歴史的な出来事、イノベーションを止めてしまうことになるだろうし、国民が望むか望まないかは今生きる納税者の立場といった大きな勘違いではなく、未来永劫にわたって考えなきゃいけないんだから、未来は未来で考えるような仕組みにしなきゃいけないと思う。
今止めることが、本当にいいんですかね。はなはだ疑問な分野もあると思う。







木曜日, 11月 12, 2009

FooMoo ホットペッパーがリニューアルしました

忘年会の季節、幹事になる方が一番困るのがお店選びでしょう。そんな時には、まずインターネットでお店を調べるのが最近の常識ではないでしょうか。もちろん料理やお店の雰囲気そして予算を決める情報収集にも役立ちますし、クーポン券や予約特典などのお得情報も大事ですね。



そこでお勧めなのが、ホットペッパーがリニューアルして新しくオープンした「FooMoo」(フームー)です。しかもなんと、今なら忘年会支援金100万円のプレゼントキャンペーンも行っており、幹事さんは当然ながらそうでない方も必見です。



「 写真提供:ホットペッパー FooMoo」

ちなみにフームーで検索したところ、私のお勧めする店がありました。秋葉原のもつ丼が有名な「都利久さんです。( http://www.hotpepper.jp/strJ000748111/ )
さっぱりとした料理メニューは、お酒にぴったりです。隠れ家的なお店の雰囲気も良く、着飾らない仲間たちとの忘年会にはこういう雰囲気のお店がぴったりなのではないでしょうか。ここのお店では、秋葉原で有名なもつ丼はもちろん、焼き鳥もオススメなのでぜひ参考にしてみてください。





火曜日, 11月 10, 2009

ベルリンの壁崩壊から20年たちました


参考→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A3%81%E5%B4%A9%E5%A3%8A

20年たったんですな。
1989年といえば、激動の年です。ベルリンの壁崩壊は11/9ですけど、時系列でいれば昭和天皇崩御、そして手塚治虫氏、美空ひばり氏の死去、任天堂ゲームボーイの発売、オウム事件(坂本弁護士事件)発生、そして東証で史上最高値の38,915円87銭。これを最後にバブル崩壊へ・・。




そろそろ買い替え、携帯新機種 SA001京セラ

http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/sa001/






 各社から携帯の新機種ぞくぞく出てますね。
←は、auででた、SA001(京セラ)の新機種です。
世界最薄という、スライド式でもっとも薄いモデルです。
11.9mmらしいです。


   [ SA001 京セラ au]




ワンセグスライドなので、やっぱり画面が傷つきやすいと思ってましたが、強化ガラス仕様のクリーンクリアコートなので安心です。
なので、外出先でいつもみているテレビドラマを観たいといったときも、きれいな画質できれいな画面でみることもでき、使い勝手の良さとコンパクトになった薄さと、そして強化ガラスでららに安心できます。スライド式のデメリットもこれで無くなった感じで、これからの新機種のなかでも人気になりそうですね。

金曜日, 11月 06, 2009

IT偽装派遣・偽装請負 営業マニュアル: 営業のすすめかた

http://iteigyotaro.seesaa.net/category/6838647-1.html

ということで、おもしろそうなブログみつけました。
そうなんですよね。疑問に思っちゃいけません、知らぬ存ぜぬっていうより?マークが付くなら辞めろ。そんだけの話しなので。だけど、ちとはましなブローカー、正しくはブローカーじゃなくて正義の受託開発営業ができるとこあると思ってましたが、そういった正しい会社は感覚的に5%くらいですかね、このご時世、常に案件もっている優秀な営業とマネージメント力があるなぁと感じる会社。ほか95%は案件で流すのではなくて、やっぱしアサインできる面子がほしいだけな営業やってて、エンジニアを商品としてみている奴ら。
そういう意味でも、SES(システムエンジニアリングサービス)契約ってやつがやばい。正しく理解せずに使われているから、上記したような営業努力上の暗黙知であればまだしも、こりゃ法的にやばいことに、知らず知らずのうちに手を染める事になってる。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060417/235451/

上記、北岡先生のITPro記事。とても参考になります。
解決策が2重以上はしない、派遣と委託の組み合わせにする、JV立ち上げるといったテクニックが紹介されています。まぁ、アプリ開発の案件だと1Q程度の短期案件が多いので、かつ即日採用といったスピード感も必要だし無理でしょう。事実上、エンドの言うこと直接聞いて気が利くSEを、どこの骨か知らなくても勤態と身なりで問題なければいいってな感じで面接するので。請負の面接も禁止ですけどね。

ということで、アプリ開発の現場もインフラ系の現場も、商流に関しては矛盾だらけなわけで。まぁ、きれいごとを言ってもしょうがないのですが、誰もがwin-winな関係になるのはグレーな現状が確かに望ましい。指示命令系統が委託と派遣の区別だという定義なんだから、そうなっても仕方ないと思う。しかも末端は個人事業主であればなおさら、雇用関係がないから法律上の保護も社会保険制度についても自営業者となり国の制度を利用する自己責任、税金面で若干控除きくけど帳簿つけて確定申告する手間があるしメリットは相殺され、いいように雇用といった保護がないため使われやすくなるし、一番大きい問題は決して対等になれない圧倒的な買い手市場ってこと。
そう考えるとだよ、カッコよくきこえるフリーエンジニアとか個人事業っていうのも、弁護士先生やお医者さん、または商売やっている自営業はもちろん自立できて成り立つからあり得るけど、システム開発とか情報通信産業においては、個人でなんか出来るわけでもないケースが圧倒的におおいし(パソコン教室とかは別っていう意味で)、なんらかの武器を身につけて、さらに知識を得てうまく世渡りできないとずっとつらいジレンマに陥る感じだすヨ。

月曜日, 11月 02, 2009

話題のMP5Playerだって

MP5ってなんだかわからんが、どうやらReal(.Rm/.Rmvb)のフォーマットに対応したものらしい。
mp5player.jpg  mp5player_2.jpg

噂によると、本場の中国ではMP6Playerというものもあるらしい。
使い勝手は、想像どおり。一部日本語もあやしい感じ。
パチモンなわけで。値段で選ぶ人向け。てか興味本位で買う感じだろうけど。
しかし、パチモンもネットのおかげで入ってくるの早し。作るほうもパチモンにするの早いし、すごい。


不景気だから。多重請負と個人事業主あっせん業者

システム開発の現場は、建設ゼネコンと同じ構造になっているから多重請負は半ば常識・・といわれて、問題視されてドタバタしてけっきょくもやもやして3,4年経ってるけど、昨今の不況の折で今どうなっているかというと、けっきょく雇用情勢に比例した動きだから最悪な状態になっている。


さらにおいうちをかけて偽装派遣や間接雇用と呼ばれる偽装・多重請負についてコンプライアンス見直しなどで厳しく監視する発注者が増え、属人的な外注を禁止する動きや、委託や請負から、特定派遣に切り替える動きが発注者側で多くみられた。景気が上向いて案件がほどほど多くあって、単に善し悪しの問題だったり、利害関係が比較的わかりやすくきれいごとで片付くうちはまだいいけど、こんだけ開発案件がなくなってしまっては、もはやそういった議論さえ無駄。全員共倒れなわけで。死なばもろとも。元請にひきづられ連鎖倒産なわけです。


元請と個人事業主の間には、個人事業主をあっせんする営業代行会社とか、エージェントとか言われる、ブローカーがいる。はっきりいえば、そういったブローカーにとって現在の完全な買い手市場、それも大差ある超買い手市場は、買い手そして売り手(個人事業主)双方にとって邪魔な存在になってしまうだろう。そもそもあっせんする事は本来あってはならないとされている労務であり人身だけど、システムエンジニアといった特別な技術者だから人身とみなさず「技術」だから黙認されるようなグレーな状態だったから間接雇用とも言われてた。だけど景気低迷で買い手の需要も新規性や技術が必要な案件が減り、売り手の供給も生活しなければならないから、技術ではなく単純労務でもはたかざるを得ない状況にある。


そうなっている今、はっきりいって多重請負は人身売買。バイトの斡旋でピンはねしている状態。だけど、売り手の個人事業主が労働局にいっても相談しても仕事が増えるわけでもないしむしろ、ブローカーからの仕事紹介がなくなるから文句は言わない。買い手のほうも、直接雇用のリスクは冒せないし、求人出してマッチする人材確保までの時間を買うお金がないから、ブローカーの手持ちを紹介してもらったほうが早いし確実だということを知っているし、いままでのシガラミを断ち切ることもできない(元上司、元同僚の会社がブローカーという属人的な外注の場合が多い)


んじゃ、ブローカーがもうかっているかというと、そうじゃない。安い発注費と、個人事業主の今までの経験から高い支払い要求と、板挟みのそのマージンは薄くペラペラなわけで、営業活動の割りにあっているとは正直言えない。


誰も得しない。売り手市場で成り立ったグレーなシステムエンジニアという人材(技術というグレーなシロモノ)市場の構造のゆがみが買い手市場になって、我慢の局面に仕掛かっている。(これは派遣もしかり)建設業界や製造業界はバブル崩壊で破たんした。中国などの安い労働市場でオフショア化を加速させたし、モノがいらない情報通信産業なら、なおさら流動性が高いから、おなじようにオフショア化するのかね。っていっても、ブローカー文化は中国こそ本場だし、こりゃ太刀打ちできねーな。やっぱり、労働ではなくてしっかりと技術を売る売り手にならないと、そしてブローカーも技術をしっかり売れないと残れない時代が、もう来てますね。ってことで個人事業主の方、バイト気分でいたらだめですよ。