何気に図書館で借りたちょっとまえの本。 ISOの形骸化について、著者自らが監査員の経験から警鐘を鳴らすとともに、大半の企業の内部監査担当者および社員の勘違いについて指摘した内容で、不祥事を起こした会社の事例など具体的にあり分かりやすかった。 仕組みは、”よりどころ”かもしれない。でも、変化に対応できない”保守思想”を、形式知と比例して暗黙知として組織に生まれる。 標準化することで、無駄、無理、ムラはなくなるように見えて、実は隠ぺい体質を生むきっかけになってしまう。 活かすことが大事、目的は何か・そのために仕組みを改善する、仕組みが必要。など とはいえ、コーポレート・ガバナンスなので経営者のトップマネージメント次第なので、現場では何もかわらない。 結局は声のでかい人、態度の荒い人が対峙する構図になる。 仕組みの限界、こういうの、すごくあるある。 |
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