厚労省が6月1日、「健康寿命」なる新しい指標を算出して発表したが、これにより“長寿大国日本”の現実が浮き彫りになった。
健康寿命とは、「介護を受けたり病気で寝たきりにならず、自立して健康に生活できる」年齢のこと。 発表された数字は、2010年は男性が70.42歳で、女性は73.62歳だった。 「これに対し、同年の平均寿命は男性79.55歳、女性が86.3歳。つまり、男性は9年余り、女性は約13年間、健康ではなくても“生かされている”ことがわかったのです」(健康雑誌記者)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20120620/Weeklyjn_2047.html
--
長生きが幸せなのかといった論点もそうだけど、「生きている」という定義自体が「死んでいない」だから、動けない・もっといえば人間らしい生活がおくれない状態でも長生きさせられる時代になっていることは身近にそういった状況がなくても想像しやすい。
ではその「生きている」ことと「人間らしい生活ができている」のギャップはどうやってみるかというと、この健康寿命と平均寿命との差で測ることができるとのこと。んで驚いたのが書いている通り、男9年女13年も平均でギャップがあるということ。つまりこの期間は定義しにくいが、きっと本人の意思に関係なく「生かされている」期間なのだろう。
すごく短絡的に考えると、たとえば男の場合で定年が65歳→健康寿命が70歳→平均寿命80歳だから丈夫でいられる5年、そして生かされる10年っていう計算になる。
尊厳死の問題があるけど、そこでも議論された生きるってことの本質は・・いったい・・。
自分なりに解があるとすれば、きっと「生きようとしている」「生きたいと強くおもう」そういった気持ちがあることなんだろうとおもうけど、そもそも意思表示ができないような状態になっていた場合って、家族がそういう風にくみ取るかっていう問題になってしまうし。
なので、医療技術の発展でこのギャップを生みだしたんだろうけど、介護という問題とあわせてみてもまずは「健康寿命」を平均寿命と近くなるようなことが理想なわけで、健康に気をつかうことこそだいじなんだなって思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿