http://www.toyokeizai.net/business/interview/detail/AC/6ca371cccb3f5029656d8f8f9492c2f4/
[東洋経済オンライン 12/2]
・・だが宇野氏はあくまで自身の意思だと説明した。「1998年の就任から10年間を節目と考えていた。多くの人に迷惑をかけたので、事業整理が一段落した今、ケジメをつけたい」。
時代の寵児が表舞台を去る。11月26日、有線放送最大手USENの宇野康秀社長(47)が退任、代表権のない会長に退いた。後任社長には外食チェーン、レックスホールディングス出身の中村史朗顧問(38)が就任。
私財500億円を投入
切り離した赤字の2事業を背負うのは宇野氏個人だ。
「6月から譲渡先を探したが、黒字化せず、引き受け手を見つけられなかった。撤退も考えたが、可能性の大きなビジネスと信じており、個人で続けたい」。宇野氏は会社のために、個人で借金するなど、私財を投じた。保有していたインテリジェンス株を中心に、その総額は約500億円に及ぶ。
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「人間性と真摯さは、それ自体では何事もなしえない。しかしそれらがなければ、ほかのあらゆるものを破壊する。したがって、人間性と真摯さに関わる欠陥は、単に仕事上の能力や強みに対する制約であるにとどまらず、それ自体が人を失格にするという唯一の弱みである。」 (ドラッカー「The Effective Exective」)
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さて、宇野さんの真摯さは非の打ちどころがないことは有名だ。今回のけじめと自身で語っているのも、そういった表れだと思う。
ではドラッカーの提唱する言葉と相反することなのだろうか。それは「真摯」の意味を深く図る必要がある。
IT自分戦略研究所のあずKさんの記事が参考になる。
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/azk/2010/05/post-271c.html
上記を参考にさせていただくと、「integrity」という単語が原文では使われ、英英辞書でみれば(あなたが「正しい」と信じていることに関する正直さと強さの質)といった意訳になるとのこと。
って言われても真意が判らない。。というか、とらえ方はさまざまある気がする。
自分なりに解釈すると、「思い込みこそ強くする」でも「人間性と真摯さに関わる欠陥」は、単に真摯さが有る・無しだけではいい表わせない、なんらかの欠陥を危険としている気がする。つまり、integrityの意味する「信じていることに関する正直さと強さの質」であり、強さにかかる「質」という客観的に判断しずらい要素を危険としている気がする。
男義といえばカッコイイけど、その意味の「質」は、きっと危険な「質」なのだろう。。
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