サリチル酸(サリチルさん、英: salicylic acid)は、ベンゼン環にカルボキシル基とヒドロキシル基を併せ持つ物質で、示性式は C6H4(OH)COOH、CAS登録番号は 69-72-7。無色の針状結晶である。隣接するヒドロキシル基の影響でカルボン酸としては比較的強い酸 (pKa = 2.97) である。そのまま飲むと胃穿孔を起こし腹膜炎の原因となる。酸性を弱め胃を通過できるようにしたものがアセチルサリチル酸(アスピリン)である。
|
化学式 C7H6O3 |
1763年、イギリスの司祭エドマンド・ストーンが柳の
解熱作用を再発見。
その後、1830年にフランスの薬剤師アンリ・ルルー (Henri Leroux) と
イタリアの科学者ラファエレ・ピリア (Raffaele Piria) が解熱成分(サリチル酸の配糖体)を分離してサリシン(ラテン語: salix 「柳」から)と命名。
その後ピリアはサリシンを分解して新物質を発見、サリチル酸と命名した。
足裏のトラブルにキクッス。